【今週の注目馬】6/28(日) ラジオNIKKEI賞 メジロの血を受け継ぐ新星――スカイスプレンダーはサートゥルナーリア産駒の代表馬となれるか

今週の注目一族

今週の注目馬は、ラジオNIKKEI賞に出走するサートゥルナーリア産駒のスカイスプレンダー。

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まだ3戦2勝というキャリアながら、そのレース内容は非常に濃い。前走のゆりかもめ賞ではスタートで後手を踏みながらも向こう正面で自ら動いて先団へ進出。

最後はしっかりと脚を使って押し切り、重賞級の素質を感じさせる内容だった。池江泰寿調教師も「最後はしっかり脚を使って強かった」と高く評価している。

血統面も実に興味深い。


父はシーザリオ最後の傑作とも呼ばれるサートゥルナーリア。

無敗でホープフルSと皐月賞を制した名馬であり、種牡馬としても初年度産駒から活躍馬を送り出している。

サートゥルナーリア産駒はスピードと瞬発力だけでなく、小回りコースでの機動力や中距離適性を見せ始めており、福島1800メートルは決して悪い条件ではない。



さらに母はメジロスプレンダー、母父はシンボリクリスエス。

JRAの出走馬紹介でも「メジロの血脈に眠るスタミナ」が強調されており、距離を延ばしながら安定した成績を残してきた背景には、この母系の底力がある。

エピファネイアの父もシンボリクリスエスであり、シーザリオ系との相性は間違いなくよい。



特に魅力なのはレースセンスだ。

前走で見せたように、スタートで不利を受けても自らポジションを取りに行ける。単なる差し馬ではなく、流れに応じて自在に立ち回れる点はラジオNIKKEI賞向きと言えるだろう。

過去のこのレースはハンデ戦らしく波乱も多いが、小回り福島では位置取りの巧さが大きな武器になる。重賞初挑戦ながら有力馬の一角として扱われるのも当然だ。



もちろん不安材料もある。

今回は骨折による休養明け初戦。

陣営は「仕上がりは問題ない」としているものの、福島1800メートルへの適性については池江調教師自身が鍵になると語っている。

初めてのローカル小回りで能力を出し切れるかは大きなポイントだろう。



しかし、この馬の本当の価値はラジオNIKKEI賞だけでは測れない。

サートゥルナーリア産駒の中でも、血統構成を見る限りクラシックより古馬になってからさらに良くなる可能性を秘めている。

父から受け継いだスピードに加え、母系から伝わるスタミナと持続力。

完成度の高さで勝負するタイプというより、成長とともに大舞台へ駆け上がっていくタイプに映る。



シーザリオ一族はエフフォーリア、ダノンデサイル、ミュージアムマイルと次々に大物を送り出してきた。そして今、サートゥルナーリア産駒から新たな主役候補が現れようとしている。

ラジオNIKKEI賞は、その第一歩となるかもしれない。

もしここで重賞タイトルを手にするようなら、秋にはセントライト記念や菊花賞戦線、さらには来年以降の中長距離GI戦線まで視野に入ってくるだろう。

スカイスプレンダー。その名がシーザリオ一族の新たな歴史に刻まれる日は、そう遠くないのかもしれない。



今週は、エフフォーリア産駒も4頭が新馬戦に登場予定。1200mの短距離戦に産駒が初めて出走するだけに、そのスピード能力がどの程度のものか注目したい。日曜の福島新馬戦には2頭が出走するが、ここにはエピファネイア産駒でラッキーライラックの仔であるラッキースパークルも出走。シーザリオ系同士がぶつかり合うレースとなる。

今後はこのようなレースが増えていき、その血を受け継ぐ孫世代が新たな歴史を紡ごうとしている。


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