いよいよ2026年世代の2歳戦が開幕する。毎年この時期になると、翌年のクラシック戦線を賑わせる大物候補たちが続々と姿を現す。今年の開幕週も例外ではなく、早くから評判を集める良血馬が東京競馬場でデビューを迎える。
その中でもシーザリオ一族の産駒として特に注目したいのが、6月6日の東京芝1600メートル戦に出走予定のエピファネイア産駒のフィリオソラーレと、6月7日の東京芝1800メートル戦に出走予定のエフフォーリア産駒のジョドレルバンクだ。ともに血統、厩舎、調教内容の三拍子が揃った注目株であり、POGファンなら見逃せない存在である。
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エピファネイア産駒 フィリオソラーレ
まず土曜日の東京マイル戦でデビューを迎えるのがフィリオソラーレだ。
父は説明不要の名種牡馬エピファネイア。デアリングタクト、エフフォーリア、ダノンデサイルなど数々のGⅠ馬を送り出し、現代競馬におけるトップサイアーの地位を確立している。
母はフェアリーS勝ち馬フィリアプーラ。さらに母系を辿ればサクラバクシンオーやアルフレードがいる活力あるファミリーで、スピードと完成度を兼ね備えた血統背景が魅力だ。そこへエピファネイアの持続力と成長力が加わることで、単なる早熟マイラーではなく、将来的なクラシック路線まで意識できる配合となっている。
管理するのは木村哲也厩舎。近年のクラシック戦線を牽引するトップトレーナーであり、預託馬への期待度も高い。追い切りでは古馬オープンクラス相手に見劣らない動きを見せており、美浦ウッドでは終いの反応の良さが目立っている。
鞍上にはルメール騎手を予定。東京芝1600メートルという舞台設定も含め、新馬勝ちへの期待は非常に大きい。勝ち方次第では早くも来春のクラシック候補として名前が挙がる可能性を秘めている。
エフフォーリア産駒 ジョドレルバンク
そして日曜日の東京芝1800メートル戦には、今年の新種牡馬戦線を占う意味でも重要な一頭、ジョドレルバンクが登場する。
父は皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念を制したエフフォーリア。初年度産駒となる今年はPOGファンの注目を一身に集めているが、その中でもジョドレルバンクは早くから評判馬として名前が挙がっていた。
母アースライズは重賞で好走歴を持つ実力馬。半兄には青葉賞2着のタイダルロックがおり、さらに近親にはダービー馬クロワデュノールがいるなど、近年急速に勢いを増している牝系の出身だ。
何より注目したいのは陣営の評価である。
武井亮調教師はデビュー前から「この馬でダービーに行きたい」と語っており、能力面だけでなく精神面まで高く評価している。調教でも美浦ウッドで抜群の動きを披露しており、馬なりのまま加速していく姿には大物感が漂う。
500キロを超える雄大な馬格を持ちながら、フットワークは非常に軽快。父エフフォーリアを思わせるスケール感があり、1800メートルというデビュー条件も将来を見据えた選択に映る。
開幕週から目が離せない
フィリオソラーレは名門木村厩舎が送り出すエピファネイア産駒の良血馬。ジョドレルバンクはエフフォーリア産駒の代表格として期待される大器候補。
マイル戦で切れ味を見せるフィリオソラーレか、それとも中距離戦でスケールの大きさを示すジョドレルバンクか。
もちろん新馬戦は一戦に過ぎない。しかし毎年、開幕週の勝ち馬の中から翌年の重賞馬やクラシックホースが誕生している。今年の一番星候補として、この2頭がどのような走りを見せるのか。2027年のクラシック戦線を占う意味でも、競馬ファンなら必見の週末となりそうだ。
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