「重賞を勝っていない母だから」と、ククナの25を評価から外すのは少し早いかもしれない。
母ククナはキングカメハメハ産駒で20戦3勝。
重賞タイトルには手が届かなかったものの、アルテミスS、七夕賞、中山金杯、中山牝馬Sで2着、クイーンCで3着と、2歳から古馬まで息の長い活躍を見せた。
特に古馬になってから中距離重賞で何度も上位に食い込んだ点は、単なる早熟型ではなかったことを示している。獲得賞金は1億4,314万円に達しており、競走能力は十分に証明済みである。
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そして、この馬を語るうえで本当に重要なのはククナの母クルミナルである。
クルミナルはディープインパクト産駒で、わずか5戦2勝ながら桜花賞2着、オークス3着。短いキャリアでこれだけの実績を残した名牝である。
さらにクルミナルの産駒からは、ククナだけでなく、新潟2歳SとスプリングSで2着となったアライバル、サートゥルナーリア産駒で現在4勝を挙げるレイニングなども出ている。
母系の底力は疑う必要がない。
ここで面白いのが今回の配合である。
父はエピファネイア。つまり本馬は、シーザリオを父に持つエピファネイアと、キングカメハメハを父に持つククナの組み合わせとなる。
母父キングカメハメハ、母母父ディープインパクトという構成も非常に魅力的で、クラシックを意識したくなる血統背景である。
もちろん、最大の注意点は「ククナにまだ産駒実績がない」ことである。
本馬が初仔であり、兄姉の成績という最も分かりやすい繁殖実績が存在しない。
その意味では、ヘデントールやクロミナンスのような「母の産駒がすでに走っている」という安心材料には欠ける。
しかし逆に言えば、本馬はククナの繁殖牝馬としての価値を最初に証明する存在でもある。
桜花賞2着馬クルミナルの血を受け継ぎ、母自身も1億円超を稼いだククナ。
そして父にはエピファネイア。ここまで揃えば、初仔だからこその不確実性を承知のうえでも、夢を買いたくなる配合である。
「実績を買う馬」ではなく「これから母系の価値を作る馬」。
それがククナの25である。馬体や歩様が好みに合い、募集価格にも納得できるのであれば、キャロット会員として一度は検討しておきたい一頭である。
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